クラミジアの口感染

クラミジアはオーラルセックスによって口感染する

口感染も多い

性病のなかでもクラミジアの感染者は最も多いと言われています。感染経路は限られていますが、それでも感染者が多いのは自覚症状が薄いことと、クラミジア菌の感染力が高いためと推測されています。クラミジア菌は性器や直腸といった粘膜に生息する細菌です。逆に粘膜を離れて生きることができない弱い細菌であるので、タオルやコップの共用や風呂などで感染する可能性は非常に低く、ほぼゼロと言っていいでしょう。性行為で性器から性器へ感染するというのが主な感染経路ですが、近年多いのはオーラルセックスによる口感染です。口感染は、性器から喉の粘膜へ感染していきます。また、アナルセックスによる性器から直腸への感染もあることが報告されています。

厚生労働省の注意喚起

厚生労働省も、口感染に対する注意喚起を行っており、性器にいる細菌が口腔内に感染を起こす可能性や、逆に口腔内にいる細菌が性器に感染を起こす可能性があり、口感染した場合には無症状であることが多く、自分が感染していることに無自覚なまま別の性交渉相手にオーラルセックスをして性器感染することがあると発表しています。

口感染したときは?

口感染するのは、性交渉のときにオーラルセックスをしたときですが、近年では若い世代に多く見受けられるようです。厚生労働省の調査によると、オーラルセックスを行う若いカップルは全体70%以上で、その際にコンドームを使用するのは20%程度に過ぎません。性器にクラミジア菌を持っている人の10%から20%程度が口腔内にもクラミジア菌を持っていると報告されています。口感染による感染拡大が懸念されていて、口感染は多くの場合、性交渉のパートナーの性器感染の発覚よって判明する事例が多くあります。口感染でも、男性なら泌尿器科、女性では産婦人科に受診しましょう。口腔内感染だけであれば、耳鼻咽喉科でも診察を受け付けているところがあるので、事前に連絡して確認しましょう。口感染の検査では、男女ともに咽頭を綿棒などでこすって検体を検出して行います。うがい薬で調べることもあります。治療は性器感染と同様に、抗生物質や抗菌薬によって行います。咽頭に感染した場合には、性器感染よりも治療に時間がかかる傾向がありますが、充分に完治は可能であり、医師の指導のもと、しっかり薬を飲んでいきましょう。多くの場合は無自覚・無症状であるので、自己判断で治療を止めないように注意しましょう。