クラミジア治療薬のレボフロキサシン250

レボフロキサシンは細菌の自己コピー能力を阻害する薬

抗生物質で治療

クラミジアは細菌によって引き起こされる性病です。粘膜から粘膜へ感染していき、主に性器、咽頭などに住みつきます。性器感染では特に女性に自覚症状がほとんどないのが特徴ですが、放置していると不妊症の原因になるため注意が必要です。感染率はコンドームなしの性行為の場合50%と非常に高く、不特定多数の人と性交渉を行う人にかかりやすい傾向があります。細菌によって感染する病気には、抗生物質の投薬による治療が効果的です。抗生物質は、細菌を殺したり増殖を阻害したりして病気を治していく薬です。クラミジア治療には、マクロライド系のジスロマックやクラリスロマイシンなどが用いられることが多いですが、ニューキノロン系も多く使われます。レボフロキサシン250は、ニューキノロン系治療薬のクラビットの後発薬になります。ジェネリック医薬品と呼ばれるもので、成分構成はまったく同じですが、価格が安いというメリットがあります。

作用の仕方

クラビットという名称で良く知られるクラミジア治療薬ですが、これは商品名で、一般的にはレボフロキサシンが正式名称です。ニューキノロン系と呼ばれる抗生物質で、細菌のコピーする力を阻害する働きがあります。クラミジアの細菌は、取り付いた粘膜からタンパク質を吸収し、自分のDNAを複製します。複製された細菌は、元の菌が死んでも新たに粘膜をたどって侵入していきます。女性であれば最初は膣の入り口に感染し、そこから膣の内部をたどって子宮頸管に入り込み、さらに奥へ進んでいきます。新たにコピーを作れなくなった細菌は、自分が死ぬと後を引き継ぐものがいないため、結果的にすべていなくなるのです。

服用の仕方

レボフロキサシン250は成分を1錠につき250mg含有したものです。この薬は、500mg配合したものが最も汎用性が高く、1日1回服用するだけで効果を発揮します。症状や感染の進行にもよりますが、およそ1週間から2週間ほど服用するとクラミジア菌は死滅します。副作用はほとんどありませんが、配合した分量と患者の体調や基礎体力によっては500mgでは強すぎる場合があります。このとき、250mgのものが処方されます。服用し始めると、早い場合で1週間で症状は収まります。ただ、クラミジアそのものが自覚症状の薄い病気ですので、自己判断で服用を中止しないようにしましょう。病院で必ず再検査を受けて、完全に細菌が死滅したことを確認して完治とみなされます。